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私を構成する9枚 [音楽]

今流行っている「私を構成する9枚」を作ってみました。

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①②③
④⑤⑥
⑦⑧⑨

①Live in Japan(1972)/Chicago
中学に入り、友達の影響で聞き始めたロック。
その入り口はChicagoの「長い夜(25 or 6 to 4)」でした。
ブラスロックの迫力に圧倒されました。
このアルバムは私が中二の時来日した際のライブ盤です。
ステージはテレビでも放映されましたが気づいたのは翌日、大変悔しい思いをしたものです。
それが今やyoutubeで見られるのですから、夢のような世界です。

②Live in Japan(1972)/Deep Purple
続いて中学生の私をノックアウトさせたのがDeep Purpleでした。
このアルバムはもう説明の必要が無いほどのハードロックの名盤で、まさに神ライブ。
後に高校生になって1975年の来日公演を見に行ったのですが、ボーカルがイアン・ギランからデビッド・カバーデイルに、ベースはロジャー・グローバーからグレン・ヒューズに、そしてギターはリッチー・ブラックモアからトミー・ボーリンに変わってしまった第4期と言われるメンバーでのステージでした。
この時はもうトミー・ボーリンが薬でボロボロの演奏でしたが、デビカバのカッコ良さと、一週間ほど耳鳴りが続いた世界最大音量のPAが、特に思い出に残るライブでした。

③On Stage(1976)/Rainbow
前述のリッチー・ブラックモアがDeep Purpleを脱退して結成したRainbow。
このアルバムは結成2年目のワールドツアーのライブを編集したライブアルバムです。
ちょうどこの来日公演は高校の12月の期末試験の真っ最中、にもかかわらず、見に行きました。
虹を模した電飾ゲートで囲むという、当時としては大掛かりなステージでしたが、とにかくロニーのボーカルのうまさと地味な風貌が印象に残っています。

④Lucky Summer Lady(1978)/The Square
大学に入った頃、折しもフュージョンブームが到来。
卓越したテクニックに裏付けられた爽やかなサウンドに、仙波清彦の和風で変態的なリズムアクセントが添えられた独特の音楽性に魅了されました。
1980年頃から86年頃まで、神戸チキンジョージなどでのライブへは何度も足を運びました。
なおT-Squareとバンド名を変え、サックスが本田さんに変わった時代までの約20年間、スクエアのサウンドを聞き続けました。

⑤Faker Holic(1979録音)/YMO
RydeenやTechnopoliceで一世を風靡したYMO。
これはブレーク直前のワールドツアーのライブ盤になりますが、何がすごいかといって、ギターの渡辺香津美がノリノリでテクノサウンドに絡むスリリングな展開が最高です。
特に5分にも及ぶロングソロが聞ける、NY Bottom Lineでの「The End of Asia」は鳥肌モノ。

⑥Gaucho(1980)/Steely Dan
フュージョンを聞きだしてからロックはすっかり聞かなくなったものの、Steely Danだけは前作のAjaとこのGaucho は愛聴盤になりました。
参加ミュージシャンの豪華さ・音のこだわりなど、AORの枠内には収まりきらない完成度の高いサウンドが魅力です。

⑦8:30(1979)/Weather Report
ジャズ・フュージョン界の大物、Weather Reportは大学の同級生からのオススメで聞き始めました。
このアルバムは1970年代の集大成とも言えるライブ録音曲と1980年代に向かって4ビート回帰を予感させるスタジオ録音曲で構成されています。
日本には何度か来ていますが、わたしは1980年と翌1981年のステージを見ましたが、とにかくジャコ・パストリアスがカッコ良すぎて魅了されました。
昨年、1980年のライブ音源が収録されたCDが発売されて、当時の感動がよみがえりました。

⑧Live Under the Sky(1979)/VSOP Quintet
1976年の企画、ハービー・ハンコックが過去を回想するプロジェクトのうち、マイルス・デイビス・コンボを再現した一夜限りのユニットとして始まったVSOPが、大好評だったため継続。
1979年の二度目の来日公演が収められたライブ盤になります。
豪雨の田園コロシアムでのオーデォエンスと一体で興した奇跡のステージは伝説として語り継がれています。
大阪公演は実際に行ったのですが、田園コロシアムのステージは神がかっていてスゴイです。
特に「One of Another Kinds」の炸裂感は最高です。

⑨Smokin' in the Pit(1980)/Steps
バイブラフォンのマイク・マイニエリとテナーサックスのマイケル・ブレッカーを中心として、確か日本の企画で結成された4ビートジャズのユニット。
「Young and Fine」や「Not Ethiopia」は今でも体が揺れます。


長々と書いてしまいましたが、この辺りが私の音楽感のベースになっています。
この中に皆様と愛聴盤の重なりがあれば嬉しいですね。


お付き合いいただきありがとうございました!



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なんだかなぁ〜!! 横 濱男

最近音楽は何も聴いてませんね。。
9枚・・・作れるかな??
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-02-21 09:04) 

獏

けっこう重なってるような気がします♬
獏もやってみようかなぁ☆(^w^)

by 獏 (2016-02-21 10:31) 

またじ

なんだかなぁ〜!! 横 濱男さん、こんにちは。
通勤しなくなったら、私も音楽聴く機会が少なくなるかもしれません。
濱男さんの構成もぜひ見てみたいです♪
by またじ (2016-02-21 11:29) 

またじ

獏さん、こんにちは。
共通項があるか、楽しみです♪
by またじ (2016-02-21 11:30) 

seawind335

おー、懐かしい!
結構、重なっていますねぇ・・・・(*^_^*)
by seawind335 (2016-02-21 17:44) 

kuwachan

これをやると年代がバレバレになりますね(笑)
The SquareはAdventureがお気に入りです♪
by kuwachan (2016-02-21 20:46) 

またじ

seawind335さん、こんにちは。
私は本当この程度の狭い範囲の構成です。
335さんの構成、興味あります^ ^
by またじ (2016-02-22 04:10) 

またじ

kuwachanさん、こんにちは。
Adventures、私もかなり良く聴きました。
コーラス入れたりボーカル入れたり、松任谷由実とコラボしたりと試行錯誤していたのが、ようやく方向性が定まった時の名盤ですね。
伊東さんサントリーのCMもカッコ良かったですね〜^ ^
by またじ (2016-02-22 04:13) 

リュカ

どれも知らないのですが、こーゆーの面白いですね!
わたしだと、レベッカと中島みゆきばっかりになりそう(笑)
by リュカ (2016-02-22 12:58) 

芝浦鉄親父

ウェザーリポートの1981年(ひょっとしたら1980年かも)、新宿厚生年金会館でのコンサートに私も行きました。
ニット帽を被ったジャコ・パストリアスの神がかったプレイ、今でも印象に残っています。
ザヴィヌル、ショーター、ジャコ、ピーター・アースキンの時代のウェザーリポート、強烈にパワフルで好きでした。

by 芝浦鉄親父 (2016-02-22 20:36) 

DEBDYLAN

楽しませていただきました!!
音楽って幅広くて素晴らしいモノがたくさんありますね♪
④はジャケ買いしちゃいそう^^;

by DEBDYLAN (2016-02-23 00:09) 

またじ

リュカさん、こんにちは。
この企画、真似っこでした(笑)
ぜひ真似てください^ ^
by またじ (2016-02-23 04:16) 

またじ

芝生鉄親父さん、こんにちは。
80年代のWRのステージ見られてたのですね!
凄かったですよね♪
ちなみにジャコがドラム叩く8:30がオープニングなら80年、Fast Cityがオープニングなら81年です。どちらも最も円熟した時期でしたね。
今度、「私を構成する9両」をやってみたいと思ってますが、芝浦鉄親父さんもいかがでしょうか?
by またじ (2016-02-23 04:21) 

またじ

DEBDYLANさん、こんにちは。
早速パクらせていただきました(笑)
The Squareの初期アルバムはムフフなジャケットがいくつかありました(=^x^=)
by またじ (2016-02-23 04:23) 

himebow

デビューアルバムからリアルタイムに聴いている方に初めて遭遇しました。
カシオペアがロックよりのスピードとスリル感のアンサンブルだったのに対し、スクェアはポップスよりのアプローチでしたね。
1979年、私は中3で、精々ナベサダが出るCM曲しか耳に届かなかった時代です。
当時の大学生がスクェアに遭遇した気分って、「新しいものを見つけちゃった」みたいな感動がありましたか? 
当時のスクェアってスタッフ、ジェントルソウツ系の流れのひとつ、って感じでしたか? 
※20周年にデビューメンバーで野口久光メモリアルイベントに出た際の音源がうちにあります。
by himebow (2016-06-26 16:23) 

またじ

himebowさん、こんにちは。
私も、スクエアにここまで入れ込んでおられ、しかも演奏までされる方とお話しできるのは大変嬉しく存じます。
なんか固いですね、すみません(笑)
おっしゃる通りスクエアとカシオペアという和製フュージョンの二大巨塔があって、スクエア派・カシオペア波・どっちも波、なんてありましたね。
何かロックのパープルとツェッペリンの関係に似てるな、なんて思ってもいました。
音楽の方向性は最初の二枚は明らかにジェントルソウツを意識いてましたが、三枚目は「おや?」、四枚目で「あれ?」、五枚目「そう来る?」と戸惑いながらも付き合い続け、六枚目の「脚線美」で彼らの路線が固まってきたかな、という流れでしたね。
最初にステージで見たのはRockoonのツアーでしたので、本当の初期メンバーはLPとFM音源しか知らないので、是非今度聞かせてください。
by またじ (2016-06-27 06:10) 

himebow

私はクロスオーバーからフュージョン、しかもロック、ラテン、ポップと分化したフュージョンから聴きはじめ、さらに私が初めて聴いたスクェアは脚美でしたから、ほんの3-4年の差ですが、随分と世界が違います。
ところで、このブログにはシークレット投稿は出来ないのでしょうか?
よろしければ、当方ブログのメッセージ欄にシークレット投稿でメアドなど貼っていただければ、メール宅急便などでやり取りできるのですが・・・ ご検討ください。
by himebow (2016-06-27 21:14) 

himebow

すいません、ゲストブックの間違いでした。
by himebow (2016-06-27 21:15) 

またじ

himebowさん、so-netブログのその機能はよくわからないので、とりあえずメアドをコメントしておきました。よろしくお願いいたします。
by またじ (2016-06-28 04:02) 

G.B.

またじさま、はじめまして。
ネットサーフィンしていてこちらへ辿り着きました。大学生の頃、同じクラブの友人から「 THE SQUARE」 聴いてみい!って教えてもらい、それから今日までもうチキンジョージへ行くコトはほぼ無くなってしまいましたが、アルバムだけは何とか細々と聴き続けています。ちょうど 3rd.アルバム発売の頃でした。FMの番組をエアチェックしたカセットテープをダビングしてもらったりもしていました。他にもまたじさまが書かれたこの記事の内容全体に渡って当時の友人が話していたような内容にあまりにもかぶっていたように思えましたので非常に驚いています。(これってもしかして、353600 ? 、心当たりなければ申し訳ございません。)
これからもどうぞよろしくお願い致します。
by G.B. (2019-09-16 14:44) 

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